グローバル推進事業
グローバル推進事業
主催:People Trees合同会社
共催:株式会社ベネッセコーポレーション
People Trees合同会社が主催し、株式会社ベネッセコーポレーションが共催する「HR for HRプログラム」は、HRリーダーが最新のトレンドや知見を共有し、相互に学び合うことを目的としています。初回となる2024年10月は、米国西海岸を訪れ、現地企業・アカデミアの訪問とディスカッションを通じて、最先端の人材マネジメントのエッセンスを体感する機会を提供しました。
主催:People Trees合同会社
共催:株式会社ベネッセコーポレーション
People Trees合同会社が主催し、株式会社ベネッセコーポレーションが共催する「HR for HRプログラム」は、HRリーダーが最新のトレンドや知見を共有し、相互に学び合うことを目的としています。初回となる2024年10月は、米国西海岸を訪れ、現地企業・アカデミアの訪問とディスカッションを通じて、最先端の人材マネジメントのエッセンスを体感する機会を提供しました。
期間 | 2024年10月9日~11日 |
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目的地 | サンフランシスコ現地訪問 |
訪問先企業 | Udemy, Salesforce, Google, Workdayなど |
テーマ | Skill Based Organization(SBO), DEIB(Diversity, Equity, Inclusion, and Belonging) |
Tomonori Iida
株式会社ベネッセコーポレーション
執行役員・Udemy日本事業責任者
Makiko Nakatani
People Trees合同会社
Co-CEO
飯田様:まだ20代の頃に若手社会人向けの勉強会に参加して中谷さんと知り合ったのが最初のきっかけです。その後、2019年に当社が法人向けUdemy Businessの展開を始めたことで、HR領域のお客様と関わる機会が増えていました。人材育成だけでなく人事全般の課題に触れる機会も多くなっていましたが、当時は分からないことも多く「学びながら事業を進めていきたい」という思いがありました。中谷さんがSNSを通じて人事関連の発信をされているのを目にして「人事のことを学びたい」「何か一緒にできるのではないか」と考えるようになり、中谷さんに声をかけて、協働できることを探りはじめました。その結果、人事リーダー向けの人材育成に関わる学び合いの場「Future Learning Lab(FLL)」というコミュニティを立ち上げるに至りました。
中谷:もともとのきっかけは、2023年5月のサンフランシスコ訪問です。飯田さんはUdemyの日本の責任者を務められていることもありUdemy本社との定期的な意見交換の一環でサンフランシスコ出張を予定されていました。一方で私はPeople Treesのシニアパートナーの高倉さんとグローバル推進事業のタネを探しに海外視察を検討していました。そこで、出張タイミングをあわせて、一緒にサンフランシスコのUdemy本社を訪問させてもらうことにしました。その前年、Udemy幹部が来日した際に対話の機会をつくっていただいたご縁もあり、「何が生まれるかは分からないけれど、今度は私たちが訪問して意見交換をしてみよう」とそんな形で実現したサンフランシスコ出張でした。
飯田様:その出張の中で、お互いに「こんな風に顔を合わせてディスカッションをする場は大事だよね」という共通の原体験ができたんです。ただ学ぶだけではなく、HRのリーダーたちが深く議論できる場を作りたいと考えるようになりました。ちょうどその頃FLLもこのような3時間くらいのプログラムもいいけれど、「もっと踏み込んで話し合う場がほしい」「外の世界にも出ていってみたい」という声もちらほらあがりはじめていました。HRリーダーの皆さんのそんな思いと私たちの原体験から得た手応えが重なり、サンフランシスコ訪問を念頭に置き、「HR for HRプログラム」の企画がスタートしました。
中谷:正直、ハードルしかなかったですね(笑)。
飯田様:本当に、やれたことが奇跡だと思います(笑)。
中谷:集客とプログラム作りに苦労したという印象があります。プログラム設計に関して、今いる環境から外に出て話し合う場をつくるということが目的だったこともあって、他の研修のように得られるものやそのためのコンテンツを明確に固めるのが予想以上に困難でした。変化のスピードが速いサンフランシスコはHRトレンドや取り組みなども1年で変わってしまい、アジャイルすぎる環境の中で、どのような学びを提供できるのか、何が最適解なのかを手探りで模索していました。また、自分たちの体験からお客様にとってもいい機会になるという確信はあったものの、それをわかりやすく説得力ある形でお伝えするのが難しく、「参加してみよう」と思っていただくにはハードルが高いことに気づきました。
飯田様:そもそも海外に行くとなると1日のプログラムというわけにはいかない中で、多忙なエグゼクティブの方々のご予定を確保するのも難しかったです。また、皆さんの関心領域が少しずつ異なっていて「どのニーズに焦点を当てるべきか」も迷いました。結果として「この研修で何が得られるのか」が明確に見えづらい状態になってしまっていたため、参加の判断も皆さん迷われていたのが実情です。それでも最終的にプログラムを実現できたのは、People Trees、特に高倉さんの『信頼貯金』のおかげだったと思います。
中谷:もうこれは、「髙倉さんのファンクラブツアー」でしたね(笑)。本当にやるのか?と何度か議論になりましたし、途中で自信が揺らぐこともありました。ただ、人事業界において多くの方に影響を与えている高倉さんが一緒なら絶対に参加すると決めてくださったHRリーダーの方たちがいたことが支えになりました。また、事務局メンバーの熱量が非常に高く、「みんなで信じたことをやってみよう!」という想いが挑戦してみる方向に企画を動かしたと感じています。
飯田様:参加者の顔ぶれが決まってくると、「これはやらなければいけない」という使命感も芽生えてきました。そして、このメンバーが共通の体験をすることで、何か素晴らしいものが生まれるのではという確信も持てました。
飯田様:「楽しかった」「学びのシャワーで頭がパンクしそう」という話を現地でもよくしていました。特に、「同じ次元で対話できる仲間ができた」という点が、大きな価値として挙げられました。参加者の皆さんは本当にエネルギッシュで、限られた時間の中で最大限吸収しよう、チャンスを活かそうという強い意志を持っていました。そういう方々が集まったからこそ、プログラム自体がとても充実したものになったと思います。実際に、このプログラムで生まれた絆は今でも続いていて、深いつながりができました。
中谷:「こんなプログラムは他にないよね」という声もありました。移動中でさえ、ずっと議論が続いていたくらい、全員がプログラムを一緒に作り上げていった感覚がありました。まさに「等身大のリーダーたちが共に創り上げたプログラム」だったと思います。訪問先の方々のホスピタリティにも感動しましたし、参加者・運営側・訪問先のすべてが一体となったからこそ、唯一無二のプログラムになったのだと感じています。
飯田様:偶発的な出会いからの学びも大切ですが、ミステリーツアーのような形式を今後も継続するかは悩ましいところです。ただ、お客様と共に共通体験をしながら、未来のHRについて立場関係なく議論できる場は、とても価値があると感じました。このような場を引き続き提供できたらと思っています。国内で実施するのか、国外で行うのかはまだ議論中ですが、重要なのは場所ではなく、「立場を超えて本質的な対話ができること」だと思います。また、異なるコミュニティを掛け合わせることで、より良いものが生まれる可能性もあると感じました。
中谷:今回のプログラムを通じて、改めて「信頼のバトンがつながることで、良い場が生まれる」ということを実感しました。髙倉さんがつないでくれた信頼、飯田さんがつないでくれた信頼――そのバトンが参加者へと渡っていき、プログラム自体が自然と形になっていったように思います。また、今回の経験を通じて、学びというのは「機会」があれば自然と生まれるものなのだという本質を改めて理解することができました。自ら学びを掴み取りたいという意欲を持った人たちが集まれば、そこから必然的に良いものが生まれると実感しました。世の中には似たようなプログラムがあるようで、実はこのような形のものはほとんど存在しません。そういう意味で、「やってよかった」と心から思える機会になりました。
飯田様:今回の経験を通じて、学びの「教材」はすぐそばに無限にあるのだと改めて感じました。重要なのは、それをどう捉え、どう活かすか。今後も、HRの未来について真剣に考え、立場を超えて議論し、共に学ぶ場を創り続けていけたらと思います。
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